5/25(土)から「手しごとのガラス展」

さて、いよいよ暑くなって来ました。
手しごとのガラス達が、今や遅しと出番を待っています。

届いているものを作り手ごとに少しずつご紹介します。

◆奥原硝子製造所(沖縄)

沖縄で今も作られる再生ガラス。
元は米軍が持ち込んだコーラなどの瓶を再生したことからはじまりましたが、
洗浄などの手間がかかり、硬くて扱いづらいことなどから、
現在、琉球ガラスとよばれているものも、工芸用の材料ガラスを使うことが多いようです。
固くて実が詰まっているような再生ガラスの質感と、
奥原硝子のてらいのない清々しい造形が、どっしりとした存在感、安心感につながっています。


ペリカンピッチャー


水差し(特中)


ジョッキグラス

 

◆本宮ガラス(和歌山)

奥原硝子で修行したのち、地元に戻り独立した本宮ガラス。
実直なものづくりが引き継がれています。


片口5寸マカイ


一合徳利


太ぐいのみ


丸コップモール入

 

◆Glass studio Rainbow Leaf(東京)

こちらも同じ奥原硝子で修行し、青梅で工房を立ち上げた平岩愛子さんの工房。
再生ガラスの力強さを残しながら、丁寧で細やかな作りが平岩さんならではです。


Φ160リム皿(モール)


口巻モール小鉢(右の浅葱色は新色)


線巻大鉢


ボトル型一輪挿し 大・小

 

◆太田潤手吹き硝子工房(福岡)

別の沖縄の工房で、やはり再生ガラスを習得した太田潤さん。
沖縄らしい再生ガラスの質感、諸外国の民藝ガラスへの親しみ、倉敷ガラスの小谷真三さんへの尊敬。
さらに小石原焼の太田哲三窯に生まれた環境がないまぜになって、
潤さんならではのガラスとなっています。


口巻モール中鉢


ワイングラス(モール入)


ワイングラス(モールなし)



小さい花さし

 

◆星耕硝子(秋田)

つい先日個展を開催させていただいた星耕硝子も、今日少し新着がありました。
(写真は個展でも並んでいたものです)
会期中はありがたいことにたくさんのご来店をいただき、ブログで全然紹介ができなかったので、今になって少し載せます。。すみません。
時間をみつけて、回顧ブログが書きたい、という希望はあります!


三角ワイングラス


丸ロックグラス 小


ふたもの

職人肌の伊藤さん。
技術がどんどん上がり、研ぎ澄まされて来ているように感じます。

 

さて、「手しごとのガラス展」は、5/25(土)から約1ヶ月の開催です。

また折りをみてご紹介していきたいと思います。

 

 

 

新元号発表

2019年4月1日。

エイプリルフールがかすむほどに注目を集めた新しい元号は、「令和」と決まったそうですね。

新しい時代も平和で、日本の文化そのものである健やかで美しい手仕事が継続し、
国の内外を問わず多くの人の日々の暮らしに安らぎをもたらしてくれますようにと心から願います。そのために、私たちも責任を持って優れた手仕事の品を選び、運び、ご紹介してまいります。

ただいま開催中の「手しごとではじめるくらし」展では、日本各地の飯碗等のやきものが多く集まっています。カゴザルなどの竹細工の編組品はだいぶもらわれていきましたが、まだ少々あります。


小石原焼の太田哲三・圭窯より様々な器が届いています。
どこかモダン、でもまあるいあたたかみのある器はどれも使いやすいです。


湯町窯も今ならば品揃えが豊富です。
お好きな方は色々選べるチャンスです!

「手しごとではじめるくらし」展は4月8日(月)まで。ぜひ見にいらしてください。

(月曜スタッフ 指出)

「手しごとではじめる暮し」はじまりました

ごはん茶碗や湯のみなど、毎日使うような身近なものを中心に、
陶磁器、かご・ざる、木工品など、暮しの「手しごと」がいろいろと揃いました。

おだやかな表情の白土に、落ち着いた呉須(藍色)が染みこむようになじむ、いろは窯のうつわ。
慌ただしい日々の中で、すっと心を鎮めてくれそうです。

長崎・佐世保、佐賀・武雄ほか、九州からしっかりとした作りのかごが新たに届きました。
買い物かごや野菜かご、茶碗かご、くずかごなどなど。
健やかな手仕事のかごは、どこか清々しいような空気をまとっていて、部屋に置いてみると心が満たされるのを感じます。
頑丈で、手付きは重いものを入れて運ぶこともできる実用の道具です。
大事に使えば、一生のお付き合いになります。

茶碗かご
浅くて広め。
底からの立ち上がりの曲線がきれいです。

さらに浅い水切かご ‘タラシ’
宮島のしゃもじとバターナイフも新入荷しています。

‘木曽漆器’
良質な木曽檜を使った曲物に拭き漆や溜塗を施した、素朴さを残す器です。
こちらの製造元は主に蕎麦道具をつくっており、業務用に耐える堅牢な漆器が今も作られています。
今回はお弁当箱をメインに届けていただきました。

けやきのパン皿
無塗装なので、徐々にバターなどが染み込み、よい風合いになっていきます。
食パン1枚がちょうどのサイズです。

 

陶磁器の新着品もいろいろとございます。

大日窯

湯町窯
マグカップ以外に湯のみや皿なども

小代焼ふもと窯 井上尚之

パン切り台も入荷しました。

小石原焼 太田哲三窯
いろは窯

 

龍門司焼と永見窯、小鹿田焼も少々届いていますが、準備ができ次第お出しします。

 

毎日の暮しをともに過ごす相棒に、どうぞ手仕事のものを。
心がほっこりするような豊かな時をもたらしてくれます。

 

 

いろは窯の使いやすいシンプルな器たち

今回の「手しごとではじめる暮し」では、三重県・いろは窯の器をご紹介します。

いろは窯は、三重県多気郡で服部日出夫さんが営む個人の窯です。
濱田庄司や河井寛次郎の弟子で、丹波立杭焼の再興などに尽力した奥田康博氏に師事、
20年以上にわたって職人として師を支えた経歴を持つ服部さん。
昨年70歳を迎えられ、熟練のロクロと絵付けの技術で、
日常使いの素朴で温かみのある器作りに益々励んでいらっしゃいます。

今回は、服部さんが得意とする呉須(藍色)を用いたものを中心に
シンプルな器をお願いしました。

<縁付き7寸皿>
今回新たにお願いした、縁がしっかりと取られた平たい形の皿。
灰釉と透明釉の2色です。

灰釉は、縁を呉須で柔らかい藍色に彩られ、中心部はやや黄身がかかった色。

透明釉は独特の柔らかな白色です。

表面には貫入(かんにゅう)とよばれるガラス質の細かいヒビがあり、
奥行きが感じられます。

パスタやカレーなどの洋皿としては勿論、
和食の盛りつけ皿としても使いやすいでしょう。

<飯碗>
適度な軽さで使いやすい飯碗です。
しっかりとした形で、服部さんの熟練のロクロ技術が感じられます。

灰釉の黄味がかった地に、柔らかい藍色を彩りました。

もう一つは、服部さんが得意とする、呉須で描かれた唐草模様を
飴色のラインで挟んでもらいました。
動きを感じさせる絵付けの筆にも、服部さんの技術が表れています。

<湯呑>
やや小ぶりですが、しっかりとした形。
飯碗と同じく灰釉に呉須の組合せで、良い風合いです。

<マグカップ>
たっぷりとした形で持ちやすいマグ。
独特の深い藍色は、呉須釉を何度も繰り返して塗り重ねることによって生まれます。
河井寛次郎から奥田師を通じて引き継がれた、服部さんの得意とする技術です。

<スープ碗>
唐草模様が描かれたスープ碗。
口が広めにとられ、使いやすい形です。

シンプルで飽きが来ない、食卓を静かに彩る器たちです。
どれも手仕事の温もりを感じさせてくれます。

是非ご覧下さい。

「手しごとではじめる暮らし」カゴ・ザル編

今週木曜日よりはじまる「手しごとではじめる暮らし」。

今回は九州地方の大型でがっちりしたカゴ・ザルが入荷しました。
暮らしに役立つ、頑丈な実用品です。
簡単にラインナップをご紹介させていただきます。


奥・長崎県は佐世保の買い物かご。
手前・青さの残る佐賀県武雄の買い物かご。
車でのお買い物の際、スーパーのビニール袋だと急ブレーキなどで中身が飛び出したり
横倒しになったりしてあーあ!となりますが、これに入れておけばひと安心。


武雄の買い物かご。
底が小判形で、トレー入りのお肉や魚なども持ち運びやすいですね。
また、お花見やピクニック、運動会などの大人数用お弁当の持ち運びにもおすすめです。

さらに、お重も入れられるほど底が広い手提げもあります。

こちらは磯てぼ(佐賀県・武雄)。もともと浜辺で拾った海産物を入れるための手提げです。
そのため、底は水がはけやすいように隙間が多く編まれています。


奥は口径が大きめのちりカゴ(大)(長崎県・佐世保)
手前は独特な形が愛らしく、置いておくだけで様になるメテボ(大分県・日田)。
いずれも綺麗な仕上がりです。


茶碗かご(奥)とタラシ(手前)。(長崎県・佐世保)
タラシは魚などを載せるザル的に使われていました。
我が家では棚の上に置いて、新聞などの紙類やテレビ・エアコンのリモコンなど
放り込んでいます。


ツヅラのかごは鹿児島より。ツヅラカガイの作り手によるものです。

かご・ざるは使い道を考えるのもまた楽しいものです。
欲しいものだから、一生懸命考えてしまいますよね。

(月曜スタッフ 指出)

お花、あります。

今日からしばらく、手しごとにはお花があふれています。

昨夜、スタッフ山藤から指令が飛んできました。
「Nさんが枝物のお花をたくさん持ってきてくださったので、明日飾ってください」

Nさんは、手仕事フォーラムのメンバーで、ご実家所有の畑に四季折々に咲く花を、
お手入れがてらバサバサと刈ってきては、
私たちのお店や鎌倉のもやい工藝に届けてくださるありがたい仲間でありお客様です。

その持参くださる量がとんでもないのです。
車でならわかるのですが、電車で。
山ほどの花咲く枝を袋パンパンに持っているNさんを想像すると、それはもう
楽しい気分になります♫

とても愛らしい桜餅のような色の梅。
道行く人が何人も、立ち止まって眺めていかれます。
こうして、街のお店として「いつも素敵なお店」として認識され、さらには
愛着を持っていただけるようになりたい、と、いつも思っています。

ミモザが大量にありましたので、宮崎の杞柳細工の手付き篭に
これでもかといけました。なんて贅沢!!


インドの木版染めのコースターに、ミモザ色を発見。


もともと自然の美しさを持つ手仕事の器やカゴにお花が生けられると、
それはそれは生き生きとします。
Nさん、いつも楽しみにお待ちしていますので、またよろしくお願いします!

(月曜スタッフ 指出)

雪国だより 

週末は、企画展「雪国だより」へ多くの方々にお越しいただきました。
寒い中をありがとうございました。
先週からの天候で雪がだいぶ積もったのではないでしょうか、こちらの富山県八尾市の桂樹舎。
型染めの和紙の小物が、店内をカラフルに華やかに彩ってくれています。

小田中耕一さんの型絵染めの額絵はfacebookで多くの反響をいただきましたが、
この2日間で何点もが旅立っていきました。
どんなお部屋、どんな場所に飾られているのでしょう。
ちなみに、こちらの絵のモデルは盛岡のホームスパンです。

ホームスパンの蟻川工房のこちらのマフラーなど、
来るバレンタインデーのプレゼントにいかがでしょう?

ちょっと思いきりのいるお値段ではありますが。
手で真面目にていねいに作られた一生ものですので、
長いお付き合いの方へ、長くお付き合いしたい方へ。
色、柄が普段より多く揃っている今なら、お似合いになるものがきっと見つかるかと思います。

なお、お使いいただくうちに毛玉が出ますので、
遠慮せずに毛玉取りブラシや毛玉カッターで「やさしく」除去してください。