「夏の染と織」から 佐藤多香子さんの織物

初日の今日、たくさんの方に足をお運びいただきまして、どうもありがとうございました。
みなさん時間をかけてじっくりご覧いただいてるようで、とてもうれしく思いました。
小さな店に所狭しと並べているため、見づらいことがあるかもしれません。
畳んであるものは、どうぞご遠慮なく広げてみて下さい。

さて、間に合っておりませんが、今日は佐藤多香子さんの織物を紹介します。

涼しげで、思い切って店の正面にかけてしまった麻のれん。
藍のたて絣がとても素敵です。

ズームアップ!

糸に先染めし、織って模様を表す「絣」という技法。
模様がすっと消えていく余韻があります。
絣の美は揺らぎの美。境界のない美しさです。

規則的な模様のなかで、どこかのんびりと大らかなかんじの絣が、
ざっくりとした麻の風合いによく合っていて、
ああ、たかこさんだな、と思います。
素材と手を動かす人の心が、自然な反応を起こしているようです。

 

さて、もちろん裂織もいろいろ届いています。

トートバッグ1

トートバッグ2

ワンショルダー1

ワンショルダー2

あたたかみのある裂織ですが、きっちりと織られたものは肌への接触面が少なく、
意外な程すっきりとここちよい肌触りで、夏にもおすすめです。
洗濯もできますよ。

テーブルランナー

 

コースター

裂織の優しい手触り。ぜひ手に取っていただけたらと思います。

 

 

7/20〜「夏の染と織」から 山内武志さん染物

今年は梅雨が長引き、まだ夏本番とはいきませんが、

静岡・浜松の山内武志さんから、楽しく美しい染物がたくさん入荷しました。

手ぬぐいからのれんまで、日常使いの健やかなお仕事の数々。

山内さんの朗らかな笑顔が思い起こされます。

(山内さんについては去年のブログもあわせてどうぞ)

 

麻のれん 藍 段染め絞り

 

麻のれん 藍 型染め

 

麻のれん 藍先染め絣地に柿渋染め

 

木綿のれん 板締め絞り

 

木綿のれん 型染め(両面)

麻 銘仙判座布団

木綿 小座布団

 

卓布 大小

 

風呂敷

 

テーブルスロス

 

手ぬぐいも素敵な柄がたくさん届いています。

ぜひご覧いただきたいものばかりです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

奥原硝子製造所ー「手しごとのガラス展」開催中ー

ただいま開催中の「手しごとのガラス展」より、沖縄の奥原硝子さんのものの一部をご紹介します。

まず、私たち的には奥原硝子を代表する名作、ペリカンピッチャー。
かつて故・久野恵一さん(当店の元オーナー)が、
外村吉之介著「少年民芸館」に掲載されている
イタリア製の水差しを見本に、製作を依頼したものです。
持ち手の位置と均整のとれたフォルム。この上なくバランスのとれた美しさです。
そしてそれが一定のクオリティで作り続けられるのは、
職人を抱える分業体制で多くの数をこなす強みと言えましょう。
左から青、ラムネ、紫の3色が今ならあります。
青や紫の色付きも、持ち手が同色でなくクリアカラーなのがセンスいい!ですね。


名前の由来のこの注ぎ口は、中に入れた氷が注いだ時に飛び出してガラばしゃっ!とならない優れものです。


こちらはしゅっとしたフォルムの特中ピッチャー(大、小)


アイスペール お花やグリーンを生けても涼しげで素敵です!


中鉢は厚手でどっしりしています。何に使いましょうか?


こちらも厚手でどっしり大ぶりな玉つきアイスクリーム鉢。

気になるものがございましたらお気軽にご連絡ください。(通販も可能です)

奥原硝子製造所は再生ガラスから生まれ、ずっと再生ガラスにこだわってきました。
そのあたたかみのある質感とおおらかな形は沖縄の風土を映すようです。

太田潤手吹き硝子工房「手しごとのガラス展」2019

5月とは思えぬ暑さです。
ガラス展にはもってこいの陽気。

今日は、福岡の太田潤さんをご紹介します。

沖縄で再生ガラスの作り方を見て学び、福岡で工房を立ち上げた太田潤さん。
窯を一から手作りし、そこでほとんど初めて実際にガラスを吹きはじめたという、
開拓者のような驚異の手仕事精神を持っています。
しかしその人柄はいたって朗らか。
生きる力の勢いをそのまま感じられるような、潤さんの手仕事をどうぞご覧下さい。

※じるしがついている大きめのものは、6/8(土)までの期間限定の展示販売品です。


栓付瓶 ※
どっしりとした風格のある一品。


扁壺 ※


首長瓶 ※



口返しピッチャー



首巻瓶 ※




ピッチャー(紫)※
なんとも不思議な存在感があり、
ずっしりと重く「塊」を思わせます。



大鉢 ※


モールロックグラス
ラムネ・スカイブルー・青



口巻モール小鉢


口巻モール中鉢


ワイングラス(モール入り)



大皿
こちらは少しマーブル模様のようになっています。



小さい花さし
形と色の組み合わせ、いろいろ届いています。






ペンダントライト
ラムネ・緑・無色クリア・紫

 

 

「手しごとのガラス展」は、6/24(月)まで開催しています。

 

5/25(土)から「手しごとのガラス展」

さて、いよいよ暑くなって来ました。
手しごとのガラス達が、今や遅しと出番を待っています。

届いているものを作り手ごとに少しずつご紹介します。

◆奥原硝子製造所(沖縄)

沖縄で今も作られる再生ガラス。
元は米軍が持ち込んだコーラなどの瓶を再生したことからはじまりましたが、
洗浄などの手間がかかり、硬くて扱いづらいことなどから、
現在、琉球ガラスとよばれているものも、工芸用の材料ガラスを使うことが多いようです。
固くて実が詰まっているような再生ガラスの質感と、
奥原硝子のてらいのない清々しい造形が、どっしりとした存在感、安心感につながっています。


ペリカンピッチャー


水差し(特中)


ジョッキグラス

 

◆本宮ガラス(和歌山)

奥原硝子で修行したのち、地元に戻り独立した本宮ガラス。
実直なものづくりが引き継がれています。


片口5寸マカイ


一合徳利


太ぐいのみ


丸コップモール入

 

◆Glass studio Rainbow Leaf(東京)

こちらも同じ奥原硝子で修行し、青梅で工房を立ち上げた平岩愛子さんの工房。
再生ガラスの力強さを残しながら、丁寧で細やかな作りが平岩さんならではです。


Φ160リム皿(モール)


口巻モール小鉢(右の浅葱色は新色)


線巻大鉢


ボトル型一輪挿し 大・小

 

◆太田潤手吹き硝子工房(福岡)

別の沖縄の工房で、やはり再生ガラスを習得した太田潤さん。
沖縄らしい再生ガラスの質感、諸外国の民藝ガラスへの親しみ、倉敷ガラスの小谷真三さんへの尊敬。
さらに小石原焼の太田哲三窯に生まれた環境がないまぜになって、
潤さんならではのガラスとなっています。


口巻モール中鉢


ワイングラス(モール入)


ワイングラス(モールなし)



小さい花さし

 

◆星耕硝子(秋田)

つい先日個展を開催させていただいた星耕硝子も、今日少し新着がありました。
(写真は個展でも並んでいたものです)
会期中はありがたいことにたくさんのご来店をいただき、ブログで全然紹介ができなかったので、今になって少し載せます。。すみません。
時間をみつけて、回顧ブログが書きたい、という希望はあります!


三角ワイングラス


丸ロックグラス 小


ふたもの

職人肌の伊藤さん。
技術がどんどん上がり、研ぎ澄まされて来ているように感じます。

 

さて、「手しごとのガラス展」は、5/25(土)から約1ヶ月の開催です。

また折りをみてご紹介していきたいと思います。

 

 

 

新元号発表

2019年4月1日。

エイプリルフールがかすむほどに注目を集めた新しい元号は、「令和」と決まったそうですね。

新しい時代も平和で、日本の文化そのものである健やかで美しい手仕事が継続し、
国の内外を問わず多くの人の日々の暮らしに安らぎをもたらしてくれますようにと心から願います。そのために、私たちも責任を持って優れた手仕事の品を選び、運び、ご紹介してまいります。

ただいま開催中の「手しごとではじめるくらし」展では、日本各地の飯碗等のやきものが多く集まっています。カゴザルなどの竹細工の編組品はだいぶもらわれていきましたが、まだ少々あります。


小石原焼の太田哲三・圭窯より様々な器が届いています。
どこかモダン、でもまあるいあたたかみのある器はどれも使いやすいです。


湯町窯も今ならば品揃えが豊富です。
お好きな方は色々選べるチャンスです!

「手しごとではじめるくらし」展は4月8日(月)まで。ぜひ見にいらしてください。

(月曜スタッフ 指出)

「手しごとではじめる暮し」はじまりました

ごはん茶碗や湯のみなど、毎日使うような身近なものを中心に、
陶磁器、かご・ざる、木工品など、暮しの「手しごと」がいろいろと揃いました。

おだやかな表情の白土に、落ち着いた呉須(藍色)が染みこむようになじむ、いろは窯のうつわ。
慌ただしい日々の中で、すっと心を鎮めてくれそうです。

長崎・佐世保、佐賀・武雄ほか、九州からしっかりとした作りのかごが新たに届きました。
買い物かごや野菜かご、茶碗かご、くずかごなどなど。
健やかな手仕事のかごは、どこか清々しいような空気をまとっていて、部屋に置いてみると心が満たされるのを感じます。
頑丈で、手付きは重いものを入れて運ぶこともできる実用の道具です。
大事に使えば、一生のお付き合いになります。

茶碗かご
浅くて広め。
底からの立ち上がりの曲線がきれいです。

さらに浅い水切かご ‘タラシ’
宮島のしゃもじとバターナイフも新入荷しています。

‘木曽漆器’
良質な木曽檜を使った曲物に拭き漆や溜塗を施した、素朴さを残す器です。
こちらの製造元は主に蕎麦道具をつくっており、業務用に耐える堅牢な漆器が今も作られています。
今回はお弁当箱をメインに届けていただきました。

けやきのパン皿
無塗装なので、徐々にバターなどが染み込み、よい風合いになっていきます。
食パン1枚がちょうどのサイズです。

 

陶磁器の新着品もいろいろとございます。

大日窯

湯町窯
マグカップ以外に湯のみや皿なども

小代焼ふもと窯 井上尚之

パン切り台も入荷しました。

小石原焼 太田哲三窯
いろは窯

 

龍門司焼と永見窯、小鹿田焼も少々届いていますが、準備ができ次第お出しします。

 

毎日の暮しをともに過ごす相棒に、どうぞ手仕事のものを。
心がほっこりするような豊かな時をもたらしてくれます。

 

 

いろは窯の使いやすいシンプルな器たち

今回の「手しごとではじめる暮し」では、三重県・いろは窯の器をご紹介します。

いろは窯は、三重県多気郡で服部日出夫さんが営む個人の窯です。
濱田庄司や河井寛次郎の弟子で、丹波立杭焼の再興などに尽力した奥田康博氏に師事、
20年以上にわたって職人として師を支えた経歴を持つ服部さん。
昨年70歳を迎えられ、熟練のロクロと絵付けの技術で、
日常使いの素朴で温かみのある器作りに益々励んでいらっしゃいます。

今回は、服部さんが得意とする呉須(藍色)を用いたものを中心に
シンプルな器をお願いしました。

<縁付き7寸皿>
今回新たにお願いした、縁がしっかりと取られた平たい形の皿。
灰釉と透明釉の2色です。

灰釉は、縁を呉須で柔らかい藍色に彩られ、中心部はやや黄身がかかった色。

透明釉は独特の柔らかな白色です。

表面には貫入(かんにゅう)とよばれるガラス質の細かいヒビがあり、
奥行きが感じられます。

パスタやカレーなどの洋皿としては勿論、
和食の盛りつけ皿としても使いやすいでしょう。

<飯碗>
適度な軽さで使いやすい飯碗です。
しっかりとした形で、服部さんの熟練のロクロ技術が感じられます。

灰釉の黄味がかった地に、柔らかい藍色を彩りました。

もう一つは、服部さんが得意とする、呉須で描かれた唐草模様を
飴色のラインで挟んでもらいました。
動きを感じさせる絵付けの筆にも、服部さんの技術が表れています。

<湯呑>
やや小ぶりですが、しっかりとした形。
飯碗と同じく灰釉に呉須の組合せで、良い風合いです。

<マグカップ>
たっぷりとした形で持ちやすいマグ。
独特の深い藍色は、呉須釉を何度も繰り返して塗り重ねることによって生まれます。
河井寛次郎から奥田師を通じて引き継がれた、服部さんの得意とする技術です。

<スープ碗>
唐草模様が描かれたスープ碗。
口が広めにとられ、使いやすい形です。

シンプルで飽きが来ない、食卓を静かに彩る器たちです。
どれも手仕事の温もりを感じさせてくれます。

是非ご覧下さい。