倉敷緞通とは

当店で扱わせていただいてる’倉敷緞通’ですが、民藝愛好家の間で長らく定番として愛されてきた敷物です。
元々倉敷で生産されていたイ草を利用した絨毯に、民藝の父である柳宗悦が目をとめたのが始まりで、偉大な染色家芹沢銈介が表地に縞柄のデザインを施しました。

一度は生産が途絶えたこの倉敷緞通を再興したのが瀧山雄一さんで、芹沢意匠を継承し守り続けていらっしゃいます。

DSC_2683
テーブルセンター(大)36cm×73cm ¥7,700(税別)

20140418_682457
三鷹カパリスンでの過去の展示会の様子

先日、倉敷にある瀧山さんの工房を訪れました。
どっしりと風格のある玄関です。

genkan

製作の工程を少しご紹介します。

1)裏地「ヌキ」製作
IMG_2817
い草数本を和紙のテープで巻きます。機械は瀧山さんがご自身で製作されています。
この裏地のい草が大きな特徴であり、軽やかで風通しよく、もちろん畳との相性は抜群です。デザインも和洋を問わず、違和感無くモダンな雰囲気にしてくれるので、和室に敷くにはもってこいなのです。
倉敷では以前い草の生産が盛んに行われ、緞通以外にも’花むしろ’の製造も有名です。

2)表地「リング糸」製作
IMG_2830
一番下の段の糸巻きの茶色の糸を芯にして、
下から二段目で、表地になる色糸を巻き付けます。
IMG_2833
そこにさらに茶色糸を巻き付けると、
IMG_2837
ふわふわのループ糸ができます。
これが絨毯としての柔らかさを生んでいるのです。
なるほどーとうなります。
IMG_2838
リング糸は巻き取られ織機へ。

3)織り
IMG_2823
IMG_2826
この巨大な機では、幅1間(約180cm)の敷物を織ることができます。
IMG_2821
茶色の経糸に対し、ループ糸とヌキが緯糸として二重に入ります。
これだけの大きな織物を瀧山さんは1人で軽快にタンタンと織ります。そのための独自の工夫が随所にみられます。

最後に縁の縫製をして完成します。

倉敷緞通がどういうものかおわかりいただけましたでしょうか。

☆もっと詳しく知りたい方は、倉敷緞通HPをどうぞご覧下さい。
また、近いうちに倉敷緞通展の催しも予定しておりますので、詳細をまた当HPでお知らせします。
お楽しみに!

手しごと 山藤